こんにちは。
リケジョのゆっちです。
みなさま、「高大接続改革」と呼ばれる受験改革が進んでいることをご存知でしょうか。
私には子供がいますが、10年後には受験が変わっているかもしれません。
詳しい内容は以下のメディアにて紹介させていただいていますが、私のブログでも簡単に概要をお伝えします。
従来の「高偏差値だったらよい」時代はもう終わる
ご存知でしょうか。
今までは、受験といったら、「模擬試験で高い偏差値をとれたら合格」という、偏差値至上主義的な受験様式でした。
しかしながら、この50年間、同じような受験様式でしたが、時代はもう変わりました。
学力さえよければ、国が豊かになる時代というのはとうの昔に終焉しているのかもしれません。
今までは、学力偏重であったため、他者を巻き込んだ学習への積極的関与、あるいは、技能の実践的なアウトプットというものが測れずにいました。
皆さんもご存知の通り、仕事に必要な能力というのは、知識量だけではなく、巻き込み力やコミュニケーション能力など、総合的な力というものが求められます。
しかしながら、高校卒業までの18年間で、そうした総合的な力を測量するような仕組みもありません。
大学入学から卒業までの4年間のうちに、そうしたスキルを身につけろと言われても難しいわけです。
特にこの20年で、日本を取り巻くビジネス環境は大きく様変わりしました。
新興国の追い上げ、先進国(特に米国)との差が広がってしまい、日本は相対的に没落してしまっています。
また、海外から見た時の日本の魅力度は下がっており、外資系企業も日本への注力度合いも下がっているのです。
こうした背景から、受験制度を大きく変えるというのが、「高大接続改革」。
早ければ、2024年に転換点が来ます。
一般入試は、ペーパーの成績+課外活動
一般入試は、従来のペーパー試験だけではなく、課外活動、受賞歴、学校調査書なども加点対象とされます。
今まで、ペーパーだけやってれば良い、という教育熱心なご家庭のみなさま。非常に危険です。
子供には学力向上のみならず、友人との関係構築、プレゼンテーション力、あるいは、生徒会への立候補、など、積極的な子供に育てていかないといけません。
こうした、学校生活の全ての項目で評価され、受験に還元される構想を持っていると考えられます。
逆にAOや推薦入試は、学力を測る試験項目が追加
一方で、AO入試や学校推薦入試が良い仕組みかというと、そういうわけではありません。
これらの入試の現状としては、学力を測る仕組みが乏しい欠点があります。
そのため、高大接続改革においては、ペーパー試験あるいは口頭試問など、学力をはかる内容が盛り込まれて点数化されます。
もし、保護者の中で「スポーツだけ頑張ればいい大学に」とお考えの方がいる場合は、今後の大学入試のあり方をチェックしておかなければ危険でしょう。
まとめ:受験制度の変化に注意を
本記事では、簡単ながら「高大接続改革」について触れてみました。
もう少し詳細な内容については、下記にも記述しているので、よろしければご一読ください。